ハセマありがとう!


 約9年ぶりとなる屋外のイベント出店。なんとなんとこの岡崎で(って言い方おかしいけど)、ハセマには予想を上回る大勢の方にお越しいただきました。天気も良く、青空も夕陽も最高にきれいでした。時折吹く強風には、テントが吹っ飛ぶのではとヒヤヒヤしたけど・・・それも終わってしまえばどうってことなく。お越しくださった方々、お買い求めくださった方々、スタッフの皆さま方、本当に本当にありがとうございました!

 とまずはお礼を述べてから・・・。

 私にとっては、本当に久しぶりに、お客様の生の声に触れ合えたのが一番刺激的だった。普段、本当にひとりきりで作業しているし、ネットの通販サイトでは花皿や花鉢が一番売れ行きが良くて、そのほかの器は、自分の『いい』とゆう感覚だけを頼りに、ただひたすらコツコツと作っていた。クラフトフェアまつもと用に作っていた器たちは、結局は今回のハセマ行きとなり、その準備を進めながらも「こんなに持って行って全く売れなかったら・・・」(だって焼き物は重いの( ノД`)シクシク…)と手が止まってしまうこともあって、思考だけがグルグル回っていた。しかし昨日は朝起きたら、『そうだ、私は、今できる限りの力を使って、お客様が思わずワクワクしてしまうお店を作るんだ!』とすっきりしていて、邪念がなかったのが良かったのかもしれない。昨日は店先から、「きゃーかわいい!」「デザインが独特だわ。」「素敵ねえ。」とゆう声がたくさん聞こえてきて、内心とっても驚いてしまった。昔とは作るものが変わってきたとは思っていたけど、こんな風に言っていただけるとは( *´艸`)。こどもからかわいい大学生、OLさん、素敵なご夫婦の方々にも幅広く楽しんでいただき、久々のお客様とのふれあいに、もうこの世が今日終わっても文句はないくらいの充実感だった。

   

・・・店舗の一部分を撮影

 それと、ハセマ主催者の青山さん、お名前だけでメールをやり取りしていたのだけど、お話できてとても嬉しかった。元作家さんだったという青山さんは、岡崎のクラフト文化を底上げしたいという気持ちでハセマを立ち上げたとのことだった。いや、これってまさに、私の気持ちと同じ・・・♪ 手作りって、作り手さんの気持ちがものに表れているから、ほんわかと温かいんだよね。私自身、手作り市があると、ふらっと立ち寄っては、ものの良さと作り手さんの雰囲気でピンとくるものを少しずつ買い集めてきた。手作りのものには、大量生産されるモノたちとは異なる、ものが宿す命、みたいなものがあるのかな。それに、自分の一票(=お買い物)が、個人作家さんへの直接の応援にもなるので、二重に嬉しいのです。だから、地元岡崎にもそうゆうクラフトを楽しむ文化が、生活の一部のように当たり前のように広がっていったら嬉しいし、自分も含め作家さんが育つ場としてもハセマを応援したい、という気持ちが強くあります。私的には、なんといっても、空と木と川と芝生が広がる河川敷っていう場所もいいしね。このまま人の集える、温かいイベントに育っていってほしいです。

 次回の開催はまだ未定ですが、来年も続くそうなので、その時にはまた私もチャレンジしてみようと思います。皆さまにもまたお会いできたら嬉しいです!

 最後までお読みくださり、ありがとうございました。

陶・ゆら窯

愛知県岡崎市の小さな工房で、自然をモチーフにした日々の暮らしに使う陶器や陶ブローチ、陶板などを制作、販売しています

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